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●○●私の1番の理解者はいつも私自身●○●

【1晩で2人を看取る】

先日この看取りに関してのブログを書きました。


【抱きしてめて看取る】
http://guchiyuka.hatenablog.com/entry/2017/02/06/062225


ここで出てきたお2人の利用者。



今朝早番で仕事に行ったら、施設の玄関に霊柩車が1台。


ついにか、、、と思い走って施設の中に行くと、2人亡くなったよと。


『えっ!?2人っっ!?!?』



聞くと、危なかった1人とまだ大丈夫だと思っていたもう1人の方が1晩で亡くなったとのこと。


5年特養で勤めていますが、1晩で2人亡くなったっていう経験は、今日が初めてでした。



家族とも会えなくて、抱きしめてあげてくださいねって言えなかった。


ていうか、本当に家族に会う機会も無かったんだけど、伝えたいと思いながらも、伝える勇気が出なかった。

こっちの方が表現的には正しいかな。



私が夜に抱きしめて心音を聞いた利用者さんのお見送りをする前に、お化粧をしたお顔を見せていただいた。お顔にふれたらまだ温かかったんだ。


夜中の2時頃に息を引き取って、私がお顔を見たのは7時頃。


こんな時間がたってて、まだ温かいなんて普通にはない。だからきっと本当は冷たかったんだろうけど、抱きしめた時の温もりが残っていたのかなーなんて思いながら、ご家族の最期の言葉を聴いて、涙が出た。


『ここで最期まで看ていただいて、母も幸せでした』と。


とても良い看取りができたと感じてます。



そして、この方も、もう1人の方も看取り加算をとることができています。



今日、昨年度、施設で亡くなった方のリストを見ました。
1年で29人も亡くなっていたんです。
それは施設の約3分の1の人数。



もちろん長く住まわれる方もいらっしゃいますが、特養の入れ替わりはとにかく早く3年でほとんどの方が入れ替わります。皆様ご高齢なのでね。この数字を見るだけでも歳をとってから住む環境を変えるって結構利用者さんにとっては負担だってことです。


だからこそ、その入所前の生活と入所後のギャップをなるべく埋めてあげて、ストレスの少ない生活を支援することが、私たち介護の役目だと思ってます✨


まー要はその人らしさを大切にするってことですょね!( *˙꒳˙* )


だからこそ、今生きているこの時間こそが大切なんだなーって改めて感じました。


看取らせていただく機会は、特養だからこそたくさん経験できます。また看取りをすることで、たくさんの学びを得ることができるのも事実です。


亡くなった方々にもう会えないのは本当に寂しいですが、その方の生き様を死にざまを通して教えてくださっています。


御冥福をお祈りすると同時に感謝の気持ちでいっぱいです✨


抱きしめて看取る看取り士による講演会が様々なところで開かれています。ご興味ある方はぜひご参加ください☺⤴


ちなみに私の施設で使っているエンゼルケアで使用しているエンゼルメイク用品はこれです。
ご遺体専用のメイクキットです。
看取り加算を取るってなった時に、使用することを決めました。おすすめです✨

モリーシオン
http://www.hum.co.jp/angel/sion.html



なにかご質問等ありましたらこちらまで☆

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